過去の行事
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2024年11月~12月実施
11月22日~12月16日
韓国大邱・慶北大学校大学院 研修のため来所
キムドンギュン君 「古代青銅鏡の考古学的研究方法講義と実習」 -
2023年9月実施
工芸文化研究所は、新しい役員構成となりました。
理事長 鈴木 勉(重任)
理 事 佐藤 健二(新任)
理 事 キム ドヨン(新任)
監 事 塩屋 公寬(新任)
(2023年9月26日 就任)
今後ともよろしくお願い申し上げます。 -
2023年10月実施
事務所の移転のお知らせ
工芸文化研究所は、10月24日下記住所へ移転しました。
〒131-0041 東京都墨田区八広6丁目13番18号
電話番号 090-2408-3165
なお根岸の旧工房は、作業場兼倉庫として利用して参ります。
郵便や荷物の送り先は、墨田区八広の新事務所へお願いいたします。 -
2022年10月実施
葛城市歴史博物館第23回特別展「古墳時代の葛城に馬がいた-葛城と大和・河内の馬と牧-」図録にコラムを書きました。
こちらからダウンロードしてください。
「馬具の復元製作」は葛城市歴史博物館館長千賀久氏が執筆
「コラム1」と「コラム2」は、依田香桃美さんが執筆
「木を曲げて作る鐙」は、千賀久氏が執筆
「コラム3」は、鈴木勉が執筆しました。 -
2022年1月実施
<特別講演会>
主 催:公益社団法人 精密工学会 生産原論専門委員会 令和3年度特別講演会
互換共催:公益社団法人 砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
特別講演
開催日時:1月28日(金)14時~16時
開催場所:埼玉大学(さいたま市桜区下大久保255)
開催様式:ハイブリッド開催
講演題目:藤ノ木古墳金銅製鞍金具と三角縁神獣鏡の製作地論
~何度でも作って古代技術を確かめる~講師:工芸文化研究所 所長 鈴木 勉
聴講など問い合わせは
☆生産原論専門委員会委員は生産原論事務局 小島 篤様まで
FAX 0285-31-1788 e-mail kojima@oyama-pc.ac.jp<特別連続講義>
主 催:大韓民国大邱広域市 慶北大学校大学院
<融複合研究共同体プログラム>「民族誌と復元実験による考古学資料の研究」講義名「技術移転論と三角縁神獣鏡製作地論」
開催日時:2月4日(金)19時~20時50分と2月11日(金)19時~20時50分
講演場所:工芸文化研究所と慶北大学校
開催様式:zoomによるネット開催
講演題目:技術移転論と三角縁神獣鏡製作地論
講師:工芸文化研究所 所長 鈴木 勉
聴講など問い合わせは
慶北大学校大学院 金桐均(キムドンギュン)
e-mail dggod12@naver.com -
2021年11月実施
文化財と技術 第10号 目次
第一部 美術と技術の歴史
山中 理 美術史と金属工芸 -唐時代銀器「鍍金狩猟文六花形銀杯」の周りを廻って-
金 跳咏 原三国~三国時代鉄製刀剣の製作技術とその意味
吉田秀享 鍛冶作業場の推定―二例の古代鍛冶炉から―
上栫 武 日本古代の鉄鋳造と素材鉄
鈴木 勉 韓半島の鋳造技術と毛彫り技術から藤ノ木古墳・法隆寺へ-
金 跳咏 三国時代における鉄鐸の副葬と性格
平林大樹 根挟みを用いた後期・終末期古墳副葬矢の構造
姜 旼 廷 益山・笠店里古墳出土の金銅飾履の復元製作研究
第二部 象嵌研究
鈴木 勉 威安末伊山5号墳出土象嵌鉄刀の線彫り技術 -線彫り技術判定の基準試料の提示-
滝瀨芳之 日本列島内出土象嵌遺物集成2 ─刀剣・鉾・刀子編(補遺・追加)及び馬具・鏡 他編─
第三部 金石文研究
福井卓造 七支刀銘の「為倭王旨造」について
鈴木 勉 湅の技術・石刻の技術
鈴木 勉 會津八一先生筆色紙「心」について
第四部 復元研究 <宮地嶽古墳出土大型頭椎大刀の復元研究>
鈴木 勉 復元の企画
鈴木 勉 復元のための調査と推定
藤安将平(記録 金跳咏) 刀身の復元
藤安将平(記録 金跳咏) 木製鞘の復元
藤安将平(記録 金跳咏) 木製柄の復元
山田 琢 金銅装の復元
鈴木 勉 鋳造鈴の復元 -
2021年11月実施
拓本の寄贈
山口県の松岡孝史様より拓本7点の寄贈がありました。
ご覧になりたい方はお申し出ください。
①海龍王祠碑(大正六年)千葉県千葉市稲毛区稲毛 金子清超先生書丹 墨拓
②海龍王祠碑模造碑(昭和四十年)千葉県千葉市稲毛区稲毛 金子清超先生書丹の碑を艸鳳氏が模写す 墨拓
③鈴木梅太郎博士之碑(昭和十九年)多磨霊園 金子清超先生書丹 墨拓
④渡辺信任翁頌徳碑(昭和二十七年)福島県 金子清超先生書丹 墨拓
⑤土田達堂先生頌徳碑(昭和二十八年)つくば市豊里上郷 金子清超先生書丹 墨拓
⑥惇斎那智先生報恩碑(昭和二十八年)香取市府馬 金子清超先生書丹 墨拓
⑦堀部武庸加功遺跡碑(明治四十三年)新宿区西早稲田1丁目水稲荷神社 日下部鳴鶴書丹 墨拓 -
2021年11月実施
大邱・慶北大学校の2021年度「考古学実習」で学生達が金工品製作実習を行っています。
担当の金跳咏研究教授は、根岸塾の卒業生ですが、
「私が担当している授業は、「考古学実習」という科目です。
これまでは主に土器の実測をやってきましたが、今年からは学生たちが自分で金工品の製作に挑戦しています。
銅板はもちろんハンマーも生まれて初めて手に取る学生がいるほど、製作はなかなか進まないのですが、それでもみんな頑張って作っています。
工芸文化研究所の技術が慶北大学校に少し移転されたような気がします。」と述べています。
考古学の未来が明るくなる「大ニュース」です。
写真はこちら -
2021年10月1日実施
2021年10月1日 刊行しました。
『文化財と技術』第10号第一部 美術と技術の歴史
第二部 象嵌研究
第三部 金石文研究
第四部 復元研究
<目次詳細はこちら> -
2021年5月実施
松林正徳師 ご逝去のお知らせ
工芸文化研究所監事 松林正徳師は、2020年5月13日 ご逝去なさいました。松林師は、ここ数年病気がちでご自宅で静養なさっておられました。
松林師は、工芸文化研究所開所以前から、鈴木勉と一心同体で研究を重ねて来られました。職人生活は、約70年、研究生活は,その半分の約35年に及びます。
斑鳩藤ノ木古墳出土金銅製馬具については、発見の翌年1986年から、製作技術の調査・研究に精励されました。その成果は、1993年『斑鳩藤ノ木古墳 第2,3次調査報告書』に「石棺内出土金属製品の金工技術」(連名)として結実しました。それらの実績を評価されて、1994年厚生労働省認定「現代の名工」に選ばれました。その後は、五條市立五條博物館との共同研究で、栄山寺鐘の復元に取り組み、鋳造用文字型の製作や毛彫り刻銘を担当され、橿原考古学研究所附属博物館との共同研究で、珠城山3号墳出土杏葉・鏡板の復元などに取り組み、三角縁神獣鏡の復元研究では、原型となる会津大塚山古墳出土三角縁神獣鏡、黒塚古墳出土三角縁神獣鏡の2分の1の縮小モデルの製作を担当されました。また、七支刀復元研究では、復元七支刀の象嵌銘の彫刻を担当され、群馬県立博物館との共同研究では稲荷山鉄剣の復元研究に取り組み、銘文の忠実な復元に成功されました。また、1999年から2014年までの長期に亘る福島県文化財センター白川館(通称:まほろん)との共同研究では、いわき市中田横穴墓出土あおりの復元、真野20号墳金銅製魚佩の復元、福島県内出土象嵌遺物の復元、いわき市中田横穴墓出土馬具の復元、白河市栗木内遺跡出土八稜鏡の原鏡の復元製作など、様々な金工技術研究に取り組まれました。(工芸文化研究所HPをご覧下さい。)
松林師の復元研究は、実物観察を第一義として、金工・彫金技術の細部に至るまでの復元に取り組み、「たがねを使って彫金する」という「いわゆる文字で表現できる技法研究」にとどまりませんでした。この遺物と同じものを製作するには、どのように環境を整え、体調を整え、たがねを工夫製作し、どうやってたがねを使えば、出土品により近い製品を作り上げることができるのか、という「文字では表現できない技術研究」に執着し続けました。そうした松林師の研究態度に対しては、誰もが尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。
「技法研究」に留まっていて、「技術研究」まで踏み込もうとしない、現在の考古学研究者に取っては遠い話に聞こえるかもしれませんが、遺物に残る古代工人の営みの痕跡に魅せられた松林師は、小さなたがねの運びや、その裏に潜む工人が置かれた環境の違いや変化に敏感に対応し、古代工人の暮らしぶりの復元に取り組んだのです。こうした復元研究は他に例を見ないことだと思います。松林師の上げた成果は、永遠に残るでしょう。
松林師の人となりについては、『文化財と技術』第5号に「巻末特別インタビュー 職人のこころを復元する -松林正徳氏に聞く-」を載せています。37頁に亘るその記事は、師の職人として、あるいは研究者としての歩みが師の言葉によって記されています。是非、ご一読いただきたいと思います。
松林師の葬儀は、ご家族だけで済まされました。2020年6月27日、東京台東区要伝寺において、納骨の儀が執り行われました。ご冥福をお祈り申し上げます。
-合掌-
なお、要伝寺は,工芸文化研究所から徒歩10分くらいのところにあります。お参りをご希望の方は、工芸文化研究所までご一報ください。お時間が合えばご案内させていただきます。
<鈴木 勉 記> -
2020年1月実施
<原稿募集>
『文化財と技術』第10号
特集は未定です。
締め切り 2020年7月末日
原稿の採否について審査があります。
執筆ページ数は、特に制限を設けておりません。
刊行は、2020年12月末日とします(変更されることがあります)。
<執筆要項>
Microsoft Word を使ってください。
1頁あたり、44字×40行 横書きとします。
上余白 36㎜、下余白 36㎜
左余白 25㎜、右余白 25㎜
見出し 12ポイント
本文 10.5ポイント
注 9ポイント
を使用してください。
原稿料は、お支払いできません。
刊行後、執筆者には『文化財と技術』3冊を差し上げます。
別刷りの印刷は行っておりません。 -
2019年7月実施
福岡市埋蔵文化財センター・平成31年度考古学講座
「庚寅銘大刀の謎に迫る(仮)」第二回講演会
日時:2019年7月20日(土) 13時30分~15時30分
会場:福岡市博多区井相田2丁目1-94
福岡市埋蔵文化財センター講演題目:「象嵌技術と謎の一文字「練」をめぐって」
講師:鈴木 勉(工芸文化研究所 所長)
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2018年12月実施
工芸文化研究所所員・福井卓造氏が、2018年12月27日、ご逝去されました。満58才でした。
金石学研究者福井卓造氏は、造像銘の研究、七支刀復元研究、古代文学と技術移転の研究など、金石学研究に大きく寄与されました。
ここ数年は、ご病気のため徳島県に移住し静養につとめていらっしゃいました。誠に残念ながら帰らぬ人となりました。
福井氏のご業績は素晴らしく、永遠に生き続けるものと思います。
生前のご厚誼に深く感謝すると共に、ご冥福をお祈り申し上げます。