注目の催し物・展示物
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2025年07月12日
<工芸文化研究所 第10期根岸塾 募集要項>
主旨:根岸塾修了生を対象に、古代史研究に必要な金工技術の応用方法を体験学習する
時期:2025年7月24日~2025年8月末日
開催場所:台東区根岸5-9-19 工芸文化研究所根岸工房
宿泊場所:同上
定員:5名~6名
受講費用:受講料と宿泊費は無料です。食費、交通費、医療費、材料・工具・燃料などは塾生の自己負担といたします。
内容:こちらをご覧ください。
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2025年07月12日
『文化財と技術』別冊3 <目次>
第一部 藤ノ木古墳金銅製馬具のルーツを探る
-韓日の精密鋳造と毛彫りの技術ー
第1章 古代韓半島の精密鋳造技術
1.飾履塚古墳の名前の由来となった飾履
2.金銅製獅噛文帯金具の精密鋳造「埋け込み法」
3.高敞郡鳳徳里古墳出土金銅製飾履の精密鋳造技術
4.陜川玉田M3号墳出土環頭大刀4振りの鋳造技術
5.公州水村里遺跡Ⅱ-1号墳出土銀象嵌環頭大刀の鋳造技術
6.4,5世紀代の環頭大刀の鋳造技術(象嵌大刀などを事例として)
7.6世紀百済の鋳造技術
第2章 古代韓半島の線彫り技術
1.線彫り技術は最先端技術
2.漢城期百済 -3系統の線彫り技術-
3.熊津期百済の線彫り技術
4.泗沘期百済の線彫り -中国北朝から百済・倭への技術移転-
5.新羅の線彫り技術
第3章 統一新羅の神業「線刻團華雙鳥文金箔・선각단화쌍조문금박」
1.線刻團華雙鳥文金箔の発見
2.線彫りの表現技法
3.線彫りの細かさ(基準精度)
4.使用工具と技術
5.金工の祖・中国をしのぐ精緻な線彫り
第4章 玄界灘を渡った鋳造と毛彫りの技術
1.日本列島の毛彫り技術史の例外2例
2.日本列島の鋳造技術(二層式鋳型)
3.北朝から百済、日本列島へ移動する(渡来系)工人、そして定住への道
4.造像銘・墓誌の毛彫り技術 -藤ノ木馬具以降-
第二部 古代史論
論考Ⅰ 三角縁神獣鏡・系譜論は製作地辿り着けるか?
1.ヒトの系譜と生誕地
(1)ヒトの場合
(2)考古学の場合
2.製作地に辿り着けない三角縁神獣鏡系譜論
(1)富岡謙蔵氏・小林行雄氏の系譜論と網干善教氏の批判
(2)後藤守一氏の系譜論批判
(3)森浩一氏の分布論、王仲殊氏の分布論と系譜論
(4)福永伸哉氏・森下章司氏、車崎正彦氏の三角縁神獣鏡系譜論
3.三角縁神獣鏡製作地論
(1)近藤喬一氏と岡村秀典氏の説に見る製作地論の重要性
(2)新井宏氏と鈴木勉の製作地論
4.型式学の運用方法に対する疑問
(1)考古学は型式学か?
(2)鏡研究者と一般考古学者の認識の違い
論考Ⅱ 甲冑・刀剣など金工品の製作地
1.同一規格(?)の大量生産品は畿内で製作されたことになるか?
2.「大和王権下か地方政権下か」二者択一の製作地論
3.工人(古代人)の拠り所 -
2025年07月12日
2024年6月実施
工芸文化研究所は、新しい役員構成となりました。
理事長 鈴木 勉(重任)
理 事 佐藤 健二(重任)
理 事 キム ドヨン(重任)
理 事 佐藤 宗達(新任)
理 事 塩屋 公寬(新任)
監 事 鈴木 優理(新任)
(2024年6月 役員会)
今後ともよろしくお願い申し上げます。 -
2025年07月10日
近刊のお知らせ
文化財と技術 別冊3
『第一部 藤ノ木古墳金銅製馬具のルーツを探る -韓日の精密鋳造と毛彫りの技術ー』
『第二部 古代史論』
編・著者:鈴木勉(工芸文化研究所)
刊行:2025年8月1日(予定)
判型:B6版 約200頁
価格:1000円(送料込み)
購入希望の方は、メール(gido@s.email.ne.jp)でお申し込みください。
***内容***
第一部 藤ノ木古墳金銅製馬具のルーツを探る -韓日の精密鋳造と毛彫りの技術ー
第1章 古代韓半島の精密鋳造技術
第2章 古代韓半島の線彫り技術
第3章 統一新羅の神業「線刻團華雙鳥文金箔・선각단화쌍조문금박」
第4章 玄界灘を渡った鋳造と毛彫りの技術
第二部 古代史論
論考Ⅰ 三角縁神獣鏡・系譜論は製作地辿り着けるか?
論考Ⅱ 甲冑・刀剣など金工品の製作地
詳しい目次は、こちら -
2025年07月10日
新規刊行物のお知らせ
①文化財と技術 別冊1 『移動する渡来系工人ネットワーク』 刊行しました。
著者:鈴木勉(工芸文化研究所)
刊行:2024年4月12日
判型:B6版 約222頁
価格:1000円(送料込み)
②文化財と技術 別冊2 『象嵌鉄刀剣銘と東アジアの工人ネットワーク』
編・著者:鈴木勉(工芸文化研究所)
刊行:2024年12月19日
判型:B6版 約236頁
価格:1000円(送料込み)
購入希望の方は、メールでお申し込みください。 -
2025年07月10日
2024年12月25日に開催を予定していた「第94回 文化財と技術の研究会」が関係者のコロナ感染により延期となっていました。
下記の内容で復活いたします。復活 第94回 「文化財と技術の研究会」のご案内
日時:2025年10月中旬 15時から18時
場所:工芸文化研究所 根岸工房(台東区根岸5-9-19)
話題提供者:①キムドヨン氏(慶北大学校 准教授)
「新羅の蹴り彫り考古学(仮題)」②鈴木 勉 工芸文化研究所 所長
「三角縁神獣鏡・同笵(型)鏡論の功罪
(金属製遺物の下賜論、配布論を吟味する)」詳細が決まり次第ご連絡いたします。
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2024年11月03日
『文化財と技術』 第11号の原稿を募集しています。
原稿締め切り予定日:2025年12月25日
特集:復元研究報告
掲載希望の方はメールでご連絡ください。 -
2024年05月20日
文化財と技術 別冊1 『移動する渡来系工人ネットワーク』 刊行しました。
著者:鈴木勉(工芸文化研究所)
刊行:2024年4月12日
判型:B6版 約222頁
価格:1000円(送料込み)
購入希望の方は、メール(gido@s.email.ne.jp)でお申し込みください。
***内容***
第1章 江田船山銀象嵌鉄刀銘を読む
第2章 円弧状なめくりたがねと移動する渡来系工人ネットワーク
第3章 日本書紀の物語-大王・渡来系工人・在来工人のあつれきー
第4章 線刻鉄刀と象嵌技術 -移動する渡来系工人ネットワークの存在を確信する-
第5章 移動する渡来系工人ネットワークのひろがり
付録 金工技術カタログ その1 -
2024年04月08日
書籍販売のお知らせ
『古代の技 藤ノ木古墳の馬具は語る』
勝部明生・鈴木勉共著 1998年吉川弘文館 割引価格2720円(送料込み)『ものづくりと日本文化』
鈴木勉著 2004年橿原考古学研究所付属博物館刊 割引価格1000円(送料込み)『復元七支刀ー東アジアの鉄・象嵌・文字』
鈴木勉・河内國平共編 2006年雄山閣刊 割引価格4480円(送料込み)『「漢委奴國王」金印・誕生時空論ー金石文学入門Ⅰ金属印章篇』
鈴木勉著 2010年雄山閣刊 割引価格2240円(送料込み)『造像銘・墓誌・鐘銘 美しい文字を求めてー金石文学入門Ⅱ技術篇』
鈴木勉著 2013年雄山閣刊 割引価格2240円(送料込み)『三角縁神獣鏡・同笵(型)鏡論の向こうに』
鈴木勉著 2016年雄山閣刊 割引価格2240円(送料込み)『移動する渡来系工人ネットワーク』
鈴木勉著 2024年4月工芸文化研究所刊行予定 価格1000円(送料込み)書籍購入をご希望の方は、
「書籍名と購入希望冊数」、「ご住所、お名前、お電話番号」
をご記入の上、次のメールアドレス宛お申し込みください。
gido@s.email.ne.jp(工芸文化研究所) -
2023年10月24日
事務所の移転のお知らせ
工芸文化研究所は、10月24日下記住所へ移転しました。
〒131-0041 東京都墨田区八広6丁目13番18号
電話番号 090-2408-3165
なお根岸の旧工房は、作業場兼倉庫として利用して参ります。
郵便や荷物の送り先は、墨田区八広の新事務所へお願いいたします。 -
2021年11月21日
大邱・慶北大学校の2021年度「考古学実習」で学生達が金工品製作実習を行っています。
担当の金跳咏研究教授は、根岸塾の卒業生ですが、
「私が担当している授業は、「考古学実習」という科目です。
これまでは主に土器の実測をやってきましたが、今年からは学生たちが自分で金工品の製作に挑戦しています。
銅板はもちろんハンマーも生まれて初めて手に取る学生がいるほど、製作はなかなか進まないのですが、それでもみんな頑張って作っています。
工芸文化研究所の技術が慶北大学校に少し移転されたような気がします。」と述べています。
考古学の未来が明るくなる「大ニュース」です。
写真はこちら -
2021年11月14日
『文化財と技術』 第10号
2021年10月刊行 A4版326頁 価格 2500円(送料100円)第一部 美術と技術の歴史
第二部 象嵌研究
第三部 金石文研究
第四部 復元研究 <宮地嶽古墳出土大型頭椎大刀の復元研究>
<目次詳細はこちら> -
2021年11月14日
拓本の寄贈
山口県の松岡孝史様より拓本7点の寄贈がありました。
ご覧になりたい方はお申し出ください。①海龍王祠碑(大正六年)千葉県千葉市稲毛区稲毛 金子清超先生書丹 墨拓
②海龍王祠碑模造碑(昭和四十年)千葉県千葉市稲毛区稲毛 金子清超先生書丹の碑を艸鳳氏が模写す 墨拓
③鈴木梅太郎博士之碑(昭和十九年)多磨霊園 金子清超先生書丹 墨拓
④渡辺信任翁頌徳碑(昭和二十七年)福島県 金子清超先生書丹 墨拓
⑤土田達堂先生頌徳碑(昭和二十八年)つくば市豊里上郷 金子清超先生書丹 墨拓
⑥惇斎那智先生報恩碑(昭和二十八年)香取市府馬 金子清超先生書丹 墨拓
⑦堀部武庸加功遺跡碑(明治四十三年)新宿区西早稲田1丁目水稲荷神社 日下部鳴鶴書丹 墨拓 -
2022年1月13日
サイトをリニューアルしました。
最新の刊行物
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『文化財と技術』 第10号
2021年10月刊行 A4版326頁 価格 2500円(送料100円)
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第一部 美術と技術の歴史
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第二部 象嵌研究
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第三部 金石文研究
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第四部 復元研究 <宮地嶽古墳出土大型頭椎大刀の復元研究>
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『文化財と技術』 第9号
2019年3月刊行 A4版204頁 価格 2500円(送料100円)
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第一部 古代日本列島のものづくり
<環頭大刀>
<三角縁神獣鏡>
<鉄の加工技術> -
第二部 古代朝鮮半島のものづくり
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第三部 古文化財学
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第四部 復元研究
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『文化財と技術』 第8号
2017年7月28日刊行 A4版202頁 価格 2500円(送料100円)
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第一部 韓半島・日本列島の象嵌
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第二部 古代東アジアの技術
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第三部 復元研究報告
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